「タッチUI」がもっと広がり、電子機器の小型化、低電力化、バッテリの長時間化、そして電子ペーパーやディスプレイの低価格化が進めば、上記のような未来も実現可能だと思います。楽しみですねー。2020年ぐらいまでには多少その兆しが見えてくると信じています。:)
この動画を見て、私も想像力をかきたてられたので、未来の通信形態を想像してみたいと思います。
- 2010年
- 数十GBの大容量オンラインストレージが低価格で提供され始める。一般にはまだ広まらないがVPNなど大掛かりなサービスなしで手軽に利用できるという認識が広まる。
- 2011年
- アナログ放送の廃止、の予定だったがあまりにも難民や移民拒否者が多いため、アナログ放送を1年延期。それを見てインターネット経由でのテレビ放送が始まる。同時にテレビ放送の違法ダウンロードがふつふつと再燃し、第2次ファイル共有時代が始まる。
- GoogleがGmailに似たオンラインストレージサービス(Google Storage(仮))を開始する。これにより多くのGoogle信者が騒ぎ立て、一気にオンラインストレージの認識が広がる。それに伴い、Google Strageを経由して会社のデータを家に持ち帰る人が急増。情報漏えいの原因としてGoogle異教徒が叩き始めるが、信者の増加を止めるには至らない。また、Google Storageを用いたファイル共有も始まり、第2次ファイル共有時代は拍車をかける。
- 公衆無線の広域化が進み都内のカバー率が30%を超える。都内のネットブック保持者やiPod touchユーザ喜ぶ。
- 2015年
- ハードディスクの大容量化が進み5万円程度で100TBのハードディスクが買えるようになる。その結果テレビ番組は見たいものを録るのではなく、全番組を常に録画しておき、古いものから削除する、という「全録画方式」が始まる。一方、第2次ファイル共有時代の戦犯が多数裁かれるようになり、放送各局もホッと胸をなでおろす。しかし、地デジの評判の悪さは相変わらずのため、ついにインターネット経由でのオンデマンド再放送サービスを各局とも有料で始める。これにより違法ダウンロード者が減り始める。
- 忘れたころにNGNのサービスが本格化。オンラインストレージやテレビ番組のオンデマンド再放送の追い風を受け、ネットワーク経由での大容量通信がいよいよ意味をなしてくる。家で録画している番組を、携帯端末から視聴するという生活が全録画方式のおかげでありがたみを増す。
- 2020年
- ついに1PB(ペタバイト)のハードディスクが家庭で手に入るようになる。しかし一般家庭での通信速度が1Gbpsになり、オンラインストレージサービスもテラバイト級のものが出てくるため、データを家庭に置くこと自体がナンセンスとされ、オンラインストレージに保存することが一般化する。またテレビも録画すること自体が無意味になり、もっぱらオンラインでの視聴が広まる。
- オンラインストレージへのデータ保存が一般化し、ますますNGNの需要は高まる。安心安全を前面に押し出し、大事なデータほどNTTのデータセンターへ預けるように啓蒙が始まる。
- 2030年
- もはやデータは持ち歩くことがナンセンス。指紋認証、静脈認証、網膜スキャン(マイノリティリポート参照)で日本中どこにいても料金支払いや個人認証が手をかざせばできるようになる。データの閲覧にはシンクライアント用の端末が利用され、どこでも無線でデータを取得できるようになる。
今はただ作業遅延を発生させるだけのシンクライアントも、将来ストレージと通信品質が向上すれば、セキュリティと情報の一元化という建前が現実のものになると思います。
「ネット頼み」は危険?なんて言われていますが、システムがトラブルを起こしたら利用者が何もできなくなるのは社内システムだろうがオンラインシステムだろうが同じことです。むしろ社内システムよりも、社会的に信用されているGoogleとかのシステムの方が故障率も低いでしょうし、復旧にかかる時間が短いのではないでしょうか。
また「どこからでもアクセス可能」の要件を満たすにはデータをインターネットのような公衆網に配置する必要があります。公衆網に安心してデータを置くとなると、NGNがいよいよ必要になってくるわけですね。私の想像した未来ではNGNは必須です。
冒頭で紹介したビデオのような、ステキな未来が早く来ればいいと切に願っています。
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