2010年1月9日土曜日

明けましておめでとうございます: 去年の振り返りと今年の予想

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

去年を振り返ってみると、政権が変わったり、新型インフルエンザが流行ったり、WBCでイチローが神がかっていたり、これらのキーワードは間違いなく2009年を表す言葉になるでしょう。

また、地上アナログテレビ放送の終焉が近づくにつれ、キレイだけど不便な地デジをできるだけ身近にしようと海外製の安いテレビが出来たり、安いチューナーが出たりして、確実に不便な世界が近づきつつあります :(

思い起こしてみると、数年前に思い描いていた世界とはだいぶ違ってきているなと感じます。ハードディスクの容量がテラバイト単位になったら、もう一般人は記憶領域の大きさなんて一切気にしなくなると思っていました。ところが地デジの録画用途となると、数テラバイト程度では容量を気にしないというわけにはいきません。USBメモリも256MB~1GBが数十円になって、フロッピー感覚で人に譲渡できるようにと思っていました。でも現在は4GBで数百円、16GBで数千円が主流となっており、気軽に人に上げるにはちょっともったいないラインナップになっています。何より数MB程度ならメールでファイルを送った方が手軽になっています(Gmailのおかげで)。携帯電話は性能向上により電話のみならず、なんでもできるマルチメディアプレイヤになり、もっとPCと親和性の高いデバイスになると思っていました。しかしiPhoneを含む一部のスマートフォンを除けば、PCとの親和性なんて皆無に等しく、自分で買ったCDのmp3ファイルですらロクに再生できないという独自の進化を遂げました。

世の中は必ずしもユーザが便利なようには進まないということでしょうね。悪貨が良貨を駆逐するように、ユーザが便利に思ったとしても、製造、販売側が利益を得られないような進化はしないと(当たり前)。

昨年書いた未来の通信形態では、2015年には5万円で100TBのHDDが買えるとか、テレビの「全録画方式」が始まると予想しましたが、この予想も外れるんでしょうね。記憶媒体の容量が増えてくれば、それに足並みを揃えて映像もフルHD(2K)から超高精細デジタルシネマ(4K)へとシフトするんでしょうねきっと。全録画方式なんて夢のまた夢。。

最後に今年最初のテクノロジ関連の予想をまとめて。

  • CESを見る限り、今年はMS、Appleが牽引する「スレート」元年。Win7のタッチインタフェース機能を使った機器も多数出る。ついにタブレットユーザが馬鹿にされない時代が!
  • GoogleのChrome OSやAndroid搭載機がケータイ、インターネットの新規加入時におまけでついてくるようになる。
  • マイクロフォーサーズを採用したデジタル一眼市場にカシオ、ソニーあたりが参戦する。
  • 地デジ完全移行が来年に迫る中、そろそろ地デジ第1期生の機器が壊れ始め、買い替えの時期になる。しかし昔録画した番組が新しい機器で見られないトラブルが多発し、ダビング10を疑問視する超えが高まる。
  • IEEE802.15.3cを元にしたWirelessHD機器が市場を席巻、IEEE802.11ac/adドラフトに対応した高速無線LAN機器の登場、その後押しを受けて、今年こそBluetooth元年(毎年元年)。

多分に希望的観測が入っていることを認めます ;)

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