2009年7月5日日曜日

翻訳者には便利?: Google Translate Toolkit

翻訳者のための作業ツール『Google Translate Toolkit』公開: マイコミジャーナル

米Googleは6月9日(現地時間)、『Google Translate Toolkit』を公開した。

…中略…

修正に際しては各種補助ツールが用意されており、例えば辞書であったり、専門用語や熟語など、簡単な辞書だけでは解決が難しい用語の参照も可能になっている。また翻訳に際してはGoogleが提供するTranslation Memoryという機能も利用できる。これは以前に人の手によって翻訳された文書を記録・蓄積しており、もし翻訳時に似たようなフレーズが登場した場合に、こうしたデータベースを活用して翻訳の精度を高める。

Googleからまた面白いものが出ました。翻訳者用のツールキットです。上述の通り専門用語辞書を作成し参照しながら作業ができたり、翻訳内容に対応する原文をハイライトしてくれたり、翻訳作業を便利に補助してくれます。

編集できるのはローカルファイルのWordやPDF、または一般的なWebページやWikipedia、Knol。

使ってみた感想は、翻訳作業は確かに便利かもしれないけど、いかんせん翻訳結果を保存したときにレイアウトが崩れてしまうなど、ちょっと不便。あと機械翻訳するときも、専門用語辞書に登録した単語を使用してくれるともっと助かるかも。個人的には、RFCの翻訳にも特化してくれるとありがたいです。

Googleのサービスは多々あれど、まだまだ進化過程であるGmailやGoogleマップはBetaが付いていますが、このGoogle Translate Toolkitには付いていません。ということはこれがもう完成であり、機能追加は見込めないんですかね。:s

思い付きだけでなく、もっと便利に進化してくれることを切に願います。

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