2009年7月5日日曜日

XHTML2終了、HTML5へ一本化

XHTML 2終了、HTML 5一本化: マイコミジャーナル

HTML 4.01の後継となる規約がHTML 5になることが、ほぼ明らかになった。2日(米国時間)、W3CはXHTML2 Working Group Charterが12月31日に期限をむかえても、もはや更新しないことを明かにした。これはW3Cが次世代のHTMLとしてHTML 5を推進していることを明示するとともに、HTML 5の策定作業に割くリソースを増やしたい狙いがある。

HTML 4.01の後継規格としてXHTMLの策定が進められたが、当初期待されていたようには普及しなかった。結局、あとから策定が進められたHTML 5が後継として使われることになった。ただしHTML 5には、XHTML 2で規程されている機能のいくつかは取り込まれている。

最近は勉強不足で、HTML5についてはほぼ無知識状態です。何やらマークアップの仕様レベルでビデオの再生まで規定する、ということぐらいしか知りません。それすら合っているか微妙です。。。

しかしXHTMLが流行らなかったからやめるって。。。W3Cってそんなにいい加減なの? まー仕様は1つだけあればいいですよ。

何でもXML化するのが世の流行りという中で、HTMLだけは異色の存在となっている現状ですが、これでよりStrictなマークアップ言語になるのでしょうか。だいたいXHTMLが流行らないのはそれ用のソフトウェアが少ないからですよ。

HTMLでは「空要素には閉じタグは不要」とか「属性値をダブルクォーテーションで囲まなくてもよい」とか言われていますが、仕様上許容しているだけであって推奨しているわけではありませんなのでHTML4.01準拠の文書でも「空要素に閉じタグを付ける」「属性値は必ずダブルクォーテーションで囲む」とすればいいんです。

しかしこれは何も作成者が必ず意識しなければならないことではありません。作成するソフトウェア側で吸収すればいいのです。Wordで文書を古いHTMLで出力させると、丁寧に空要素から閉じタグを消してくれますが、これこそ余計なお世話なのです。HTML4.01で出力しようがXHTML1.0で出力しようが、基本的に同じ内容になるようにするべきです

例えば<i>タグはXHTML1.0では使用できませんが、そもそも斜体はCSSで表現するべきものですし、<i>ではなく<em>を使えばよいのです。無理に<i>タグなんて使わなくてよいのです。

「XMLを必須にするとWebページ制作者への負担が増える」とも言われていますが、そうでしょうか。FlashやActionScriptの方がHTMLよりよっぽど複雑です。それでもFlashは十分市民権を得ています。それはオーサリングソフトが優れているからです。対してHTMLはタグの手打ちか、ひどいタグ出力しかできないWYSIWYGエディタだけです。

「思ったより流行らなかった」とティムバーナーズリーが嘆いているのは、HTML出力ソフトウェアの製作者の志の低さだと言っても過言ではありません。なるべくしてなった結果なのかもしれません。もっとガンガンXMLをプッシュしましょうよ。

ん?待てよ?XHTMLが流行らなかったからHTML5に統合するってことは、HTML5でもぐだぐだな仕様が続くってこと!?まさかね。。。

なお、HTML5が出てきた経緯については、ちょっと古い記事ですが@ITのHTML5が持つ本当の意味が参考になると思います。

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