2008年11月24日月曜日

田母神問題は論点がずれすぎている

もうだいぶ過去の話になってしまいましたが、、、田母神さんの話に触れたいと思います。(なお、田母神前空幕長というのは面倒なので、田母神さんと呼ばせてください。)

ニュースで散々取り上げられ、退職に追いやられ、国会に参考人招致までされた田母神さんですが、この話はどこか論点がずれていると思います。大切なのは、個人としての言論の自由が認められているかという点です。

田母神さんがなんと言おうが、論文を出そうが、それが公人としてではなく、私人としてであれば、なんと言おうが問題ではなかったのです。アパグループの懸賞論文なんて完全な私人として行う行為です。それを問題として取り上げる以上、日本は今後、公人としてだけではなく、私人としての発言まで監視、規制されるべきという方針を打ち立てたことになります。麻生総理大臣もこの件を問題として取り上げていますので、やはり、発言の自由は規制されるべきという今までの慣例に一石を投じる議論であることは明白ですね。

国会参考人招致では田母神さんが過去の歴史をどう思っているかを細かく聞いていましたが、何の意味もありません。あそこで発言を撤回したら何かいいことがあるのでしょうか。極右であることがわかったら何かいいことがあるのでしょうか。時間の無駄です。ちゃんと仕事してください。文民統制がどうのとか、そこの土俵に上げる以前の問題です。

結局その論点はニュースで取り上げられませんでしたが、しかるべき所でちゃんと議論されているんですかね。大事なことですよ。

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